ブログ

ちょっと物騒なお話(消費税と金の密輸の関係)

皆さん、こんにちは。早いもので、新年が始まって既に1ヶ月過ぎてしまいました。「光陰矢のごとし」と言いますが、年を経る毎に実感は強くなるばかりです。昨日のニュースで、今年の改元が行われるゴールデンウィーク(特に今年は大型連休になる人が多いようです)の海外旅行予約が、例年の3~4倍!と伝えていましたが、「GWなんてまだ先の話だな~」と思って聞いていましたが、これまたあっという間に来るんでしょうね。(笑)

先週びっくりするニュースが飛び込んできました。なんと「金塊19億円分、車の部品に隠し密輸容疑 男2人を逮捕」というものでした。うーん、そんなスゴイ金額が見つからないと思ったのでしょうか。。。何でも2回に分けて、自動車部品の中に金塊を隠し、空輸で成田に持ち込んだようです。金の重量にして420キロ!何ともスゴイ量です。これを税関を通さず日本国内に持ち込み、日本国内で消費税込みで販売すると、消費税分(8%)が儲かるという仕組みのようですが、これは立派な犯罪行為です。

毎年多くの密輸が空港や海港で摘発されていますが、年々巧妙になる手口に、税関担当者も苦労しているようです。靴底に延べ棒を入れたり、免税店で買ったキムチの瓶に詰めたり、完全に「いたちごっこ」。今年、予定通り消費税率が上がると、密輸を企てる犯罪者にとっては、「儲け」が増えることになるため、当局も一層警戒しているようです。いっそのこと、「貴金属地金(じがね・インゴット)には消費税をかけない」としてしまえば、その心配はないんですけどね。

三枝幹弥

関連記事

ページ上部へ戻る