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300カラットを超える巨大なダイヤモンド

皆さん、こんにちは! 令和が始まって2週間が経ちました。新しい年号にも慣れてきた頃と思います。あらためてこの字を見てみると、とても品の良い響きだなあ、と感じる今日この頃です。これだけ変化の激しい世の中において、「品格」だけは忘れないようにしたいものです。今日はダイヤモンド好きには溜息の出る話題。

4月12日、世界で最も有名な宝石商の一つと言っても過言ではないグラフ社が、302.37カラットという巨大な(!)ダイヤモンドを完成させました。形はエメラルドカット(正方形の四隅をカットした8角形)。カラーもキズ(内包物)も最上級のグレードです、この貴重なダイヤモンドにグラフは「ザ グラフ レセディ ラロナ」という名前を付けました。原石もこれまたビックリの1,109カラット!!ここ100年で採掘されたダイヤモンドの中でも最も大きく、これまで人類が採掘したダイヤモンド原石の中でも2番目なんだそうです。

この原石から300カラットを超えるダイヤモンド(写真を見る限りテニスゴールくらいありそう)を切り出すには、数ヶ月の形状分析のあと、カットと研磨に2年近くの加工期間を要したと言います。これを実現するのには、卓越したダイヤモンドカット職人の技があったのは言うまでもありませんが、それにも増して、絶対に失敗できないこの唯一無二の大物をカットするという仕事に懸ける、職人達の覚悟と心意気に私は感銘を受けています。いつか、現物を見てみたい!

三枝幹弥

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