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月の石? いえ、プラチナの石です!

皆さん、こんにちは。
梅雨本番ということで、今日も雨が降り続いています。雨が降ると、山梨では朝夕が涼しくなって過ごしやすく、睡眠もしっかり取れるのがいいですね。梅雨が明けた後の、猛暑が怖い。。。

さて、今日は皆さんに珍しいものをお見せしようと思います。写真に写っているのは、「月の石」ならぬ「プラチナの石」。私自身が、今から10数年前に実際に南アフリカのプラチナ鉱山にもぐる機会に恵まれ、地下1千数百メートル程の地点で見たものです。その場で、「この石を是非日本に持ち帰りたい!そして日本の消費者に触ってもらいたい!」と鉱山関係者に頼み込んだところ、数ヶ月後に船で1トンの鉱石を日本に送ってくれたのでした。地下深くの採石現場は、至る所から水がしみ出し、暑く(確か100メートル潜る度に1℃の温度が上昇)しかも湿度もMAXでした。おまけに防塵の為にツナギを着ている為に汗びっしょりになった記憶があります。

この鉱区でプラチナを生産しているのは、プラチナ生産世界第二位のインパラ社。一昔前のアパルトヘイトの時代と違い、鉱山労働者の待遇もかなり改善しており、生産の為に安全が犠牲になる事も極力無くなっているという説明を受けました。石はとても密度が高いようで、持つとずっしり重く、日本の石とはちょっと違う感じがします。この鉱石1トンから、約3〜4グラムのプラチナが採れるとのことで、その貴重さは際だっています。

三枝幹弥

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