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mago giapponese の応用デザイン

みなさん、こんにちは! 今年の10月は特に雨が多い印象ですね。山梨も台風19号の影響で中央線の特急(あずさ・かいじ)が2週間も運休。先週は東京の予定を全てキャンセルせざるを得ず、お取引先の皆さんにもご迷惑をおかけすることになりました。自然相手の天気ですから仕方ない反面、そのおかげで溜まっていた読み物(書類など)が大分はかどったのはせめてもの救いです。次々に日本に来襲する台風の影響により、浸水などの被害に遭われている皆様には心よりお見舞い申し上げます。これから深まっていく秋は、すっきり晴れる日が続くことを願うばかりです。写真は今朝の甲府の青空です。

さて今日はmago giapponeseの試作品のお話。もともとmago giapponeseは、金とプラチナの2つの金属を、精密鋳造の技術を使って一つの商品に組み合わせる、というものです。先日当社の技術者の一人が「これだけの細かい鋳造が実現できるのだから、外側のプラチナ部分だけで指輪を作ったら、軽くで立体感のある面白い指輪が作れるんじゃないか?」と言い出しました。確かにこれだけの細かい模様を、プラチナだけで中空(中心部分がない、つまり中身のないモナカの様な構造)で作ることは大変難しい技術と言えます。何本か試作を重ね、中空でありながら強度も保つ構造を採用し、試作品が出来上がりました。

通常のmagoと比べても重量が軽く、空気が抜けるため、夏などクールビズにも適しているかもしれません。デザインも様々な展開が考えられ、これからの開発に展望が開けました。私のサイズに合わせて何本か試作品を作り、私自身がモニターになって日常生活における強度や傷、不具合がないか、一定期間の検証を行ってみたいと思います。一つわかったこと。先週そのリングをつけてで「つくね鍋」のつくねを仕込んでいた時、うっかりリングをつけたまま鶏肉を混ぜ始めましたが、リングの模様の隙間にひき肉が詰まってしまい、慌てて外しました。ハンバーグやつくねなどを作る時には、このリングは外した方が良さそうです(笑)。

 

三枝幹弥

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