先週びっくりするニュースが飛び込んできました。なんと「金塊19億円分、車の部品に隠し密輸容疑 男2人を逮捕」というものでした。うーん、そんなスゴイ金額が見つからないと思ったのでしょうか。。。何でも2回に分けて、自動車部品の中に金塊を隠し、空輸で成田に持ち込んだようです。金の重量にして420キロ!何ともスゴイ量です。これを税関を通さず日本国内に持ち込み、日本国内で消費税込みで販売すると、消費税分(8%)が儲かるという仕組みのようですが、これは立派な犯罪行為です。
毎年多くの密輸が空港や海港で摘発されていますが、年々巧妙になる手口に、税関担当者も苦労しているようです。靴底に延べ棒を入れたり、免税店で買ったキムチの瓶に詰めたり、完全に「いたちごっこ」。今年、予定通り消費税率が上がると、密輸を企てる犯罪者にとっては、「儲け」が増えることになるため、当局も一層警戒しているようです。いっそのこと、「貴金属地金(じがね・インゴット)には消費税をかけない」としてしまえば、その心配はないんですけどね。
三枝幹弥