そのホテルの近所にあるコンビニでの会話。名札から判断するに、インドかパキスタンあたりから来たとおぼしき店員さん(男性)が、流暢な日本語で対応してくれます。身のこなしも完璧。とても明るく、テキパキと対応してくれ気持ちが良い。その隣で、何だか手際が悪くぼそぼそと話す日本人のスタッフさん(男性)がレジを打ちながら、お客様対応していました。
私の会計が終わったあと、後ろの方で外国人店員さんが日本人店員さんに、「うちの会社はおもてなしが重要なんです。もっとハキハキと対応お願いいします」と指導していました。おお!すごい! 慣れない日本語を一生懸命習得して、会社のポリシーまできちんと理解して実践している店員さんに感動をおぼえるとともに、その外国人から日本のお家芸とも言える「おもてなし」を指導される日本人。「日本は大丈夫か?」と多少なりとも不安がよぎったのも事実でした。日本人が日本人の良さが実践できなければ、日本の魅力も半減してしまいます。ちょっと身が引き締まった瞬間でした。
三枝幹弥