ブログ

プラチナ(白金)の話

みなさん、こんにちは! 今回はプラチナ(白金)のお話。

みなさんの中に「プラチナ」と「ホワイトゴールド」は同じじゃないの?と思われている方がいるかも知れません。プラチナを漢字にすると、「白金」となって文字通りホワイト(白)ゴールド(金)になってしまうので、混同する人が出てします。プラチナは、一つの元素(Pt)であり、金合金(18金や14金など)であるホワイトゴールドとは全く異なる金属です。

 

歴史上長らくプラチナは金より高い価格を保ってきました。それを説明する根拠の一つは、その生産量にあります。金が年間4,000トン以上供給されるに対し、プラチナはわずか250トンほど。その生産地も偏りがあります。(南アフリカ共和国が75%、ロシアが15%、2カ国で9割!) 宝飾品に使われるほか、自動車や石油精製の為の触媒に使用されます。2018年現在、プラチナが金の価格を下回っている大きな要因もそこにあります。つまり、ガソリンエンジンの自動車が電気自動車になると、触媒需要が減少していく事で世界の投資家が弱気(価格が下がりそう)に傾いているのです。

しかし、プラチナの希少性には変わりはなく、その価値はこれからも世界中で認められていくでしょう。プラチナは融点(1,768度)が金のそれを大きく上回り、加工も困難です。日本人のプラチナ好きは有名で、その為にプラチナの宝飾品加工は、日本のメーカーがダントツにノウハウを持っており、世界をリードしています!

三枝幹弥

関連記事

ページ上部へ戻る